イルカの耳プロジェクトについて
イルカの耳プロジェクトが目指すもの
イルカの耳プロジェクトとSDGsの関係







このプロジェクトでは、子どもたちが自分の気持ちを安心して表現できる環境の提供を実現したいです。そのため、このプロジェクトは「こどもを まんなか に置いて話を聴きたい」という想いから、LINEを活用した相談体制を通じて、全国の子どもたちが大学生と気軽に話せる環境を整えています。
子どもから見て、大人に「伝わらない壁」があります。子どもたちが感じているハードルを、私たち大学生が間に立つことで解消を目指します。このようにすることで、大人の立場であっても子どもたちの本音や、超えられない課題の本当の背景を理解することができ、より適切な支援ができるようになります。
子どもたちが安心して自分の心を表現できる居場所づくりは、企業にとっての将来の人材育成にもつながるでしょう。彼らの心理や行動を深く理解することで、中長期的な企業価値の向上にも好影響を与えられると考えています。
子どもたちが安心して、気持ちを伝えられる体制を整える
子どもたちとの相談中は、私たちと子どもたちの会話の中で、もし会話の内容が重篤案件に発展した場合には即座に専門家に引き継ぐことができるシステムが整備されています。また、専門家が配置されていることによって、そういった重篤案件に対して大学生の心理的安全性も保てます。
重篤案件を迅速に見つけ出す「優先救済型SNS相談システム」も組み込まれています。これは、緊急性の高い内容のキーワードを即座に検知し、専門家による迅速な介入を可能にします。子どもたちには、いつでも安心な居場所となります。
イルカの耳でキャッチした声を、大人の目線へ翻訳
私たちは、子どもたちの生の声を、大学生という近い世代が受け止め、専門家の知見も交えながら子どもたちの気持ちを受け入れ、その背景や原因を模索しています。
こうして得られた情報や分析結果をもとに、大人に伝えられる形で子どもたちが必要としていることや改善点を提案し、こどもまんなか社会につながる仕組みづくりを目指します。
たとえば「教室にいると疎外感を覚える」という子どもの気持ちを受け止め、そこに至る子どもたちの抱えるモノやその背景・要因をより深く理解するためにも、大学生、いわば素人だけの意見に偏らず、専門家も同席しながら議論を行っています。
蓄積された子どもたちのこころの思いを整理し、持続可能な未来のために社会に伝えます。未来を担う子どもたちの生の声は、企業においても、ビジネスと社会課題解決をつなぐ重要な指標となるはずです。